猫は犬よりも喜怒哀楽が伝わりずらく、猫のことをあまり知らない人はそっけなく感じてしまう方は多いでしょう。
ですが、猫からもありがとうや大好きといった愛情表現を伝えてくれています。
今回はそんな愛猫からの愛情表現を10選上げてみました。愛猫からの愛情表現をしっかりと受け取ってコミュニケーションをしましょう。
猫がありがとうを伝えてくれる仕草は?
猫のなにげない行動やしぐさが猫にとってはコミュニケーションや愛情表現の一環なので、知っているのと知らないとでは受け取り方が異なります。
犬のように顔の表情に差が出ることもしっぽをぶんぶんと振り回して、感情を爆発させることもありません。
その猫がどのように愛情表現をしているのかさっそく見てきましょう!
猫からの愛情表現10選!
指や顔をなめてくる
猫が指や顔をなめてきたことはありませんか?体の一部をなめてくるという行動も愛情表現の1つです。
母猫が仔猫の体をなめたり兄弟猫同士でなめあったりする行動と同じです。
「大好きだよ」と伝えてくれていると考えられます。
初めてなめられると舌のザラザラ感で痛いと感じてしまうかもしれませんが、優しく撫でてあげて猫の気持ちに応えてあげるといいでしょう。
すりすりと体をこすりつけてくる
猫は足元にきて体をすりすりとしてきます。この行動も仲の良い猫同士が行う挨拶で「親愛」からくる行動です。
「臭腺」と呼ばれる自分のフェロモンを分泌する器官が猫にはあります。頬や額、口など顔の周辺や手足の肉球、しっぽなど様々な場所に存在します。
このフェロモンを相手にこすりつけることによって、「自分のもの」ということをアピールしているのです。
いわゆるマーキングですね。
体をこすりつけて誰にもとられたくないと訴えているようなものなので、意味がわかれば今まで以上に愛情を注ぎたくなりますね。
また、猫よりも優位にたっている相手に対して行う行動とも言われているので、お世話をしてくれる飼い主に感謝している行動ともいえます。
ちゃんとお世話をして、愛情を注いでいれば猫からもしっかりと応えてくれているのがわかりますね。
お腹を見せる
野生動物はお腹を見せて寝ころぶということはありません。お腹が急所であることを本能的にわかっているからです。
ところが、ペットとして人間と生活している猫がごろんとお腹を見せてゴロゴロしている姿はよく見せてくれる光景です。
この行動は、以下のような4つの意味が込められています。
- 命の危険がないことがわかっている
- 飼い主を信頼している
- ありがとうを伝えてくれている
- 甘えて何かをおねだりしている
急所を見せるということは命の危険がないと判断し、それだけ飼い主を信頼している証拠でもあります。
また「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えてくれていたり「おやつが欲しい~」「遊ぼ~」などの猫からのおねだりにも繋がる行動でもあります。
ゴロゴロとお腹をみせてきたら、飼い主にかまってほしくて何かを訴えているのかもしれませんね。
そばでくつろいでいる
飼い主のすぐそばでくつろいでいたり、眠っている行動は相手がとても大好きで信頼している気持ちの表れです。
猫は基本的に好きでない相手に近づくことはしません。
そんな猫が、無防備になる状態でそばにいるということはその相手が安心できる場所だ、大好きでずっと一緒にいたいという気持ちが行動に表れています。
玄関までお出迎え
猫は自由気ままの生活だから、犬のようにずっと構っていなくても大丈夫と思われてしまいがちですが、そんなことはありません。
猫も飼い主がいないと寂しさや不安になってしまいます。
仕事や学校から帰ってきて愛猫から出迎えてくれたらとても嬉しい気持ちになりますよね。猫も同じです。
飼い主が帰ってきたとなると喜び、犬のように玄関まで出迎えてくれる行動も「おかえり」「待ってたよ」「嬉しい」などの感情を表しています。
撫でてあげたり、声をかけて愛情を応えてあげましょう。
前足でふみふみ
猫は毛布や膝の上などゴロゴロと喉を鳴らしながら前足をふみふみしている場面を見たことはありますか?
ふみふみをする行動は仔猫時代の頃の名残で、母乳の出を良くするためにする行動でもあり、母猫に甘えている仕草でもあります。
この行動は母猫と離れた成猫でもよく見られる行動で、飼い主に甘えていたり、リラックスしている時に行われる行動です。
ふみふみしている場面を見たら、静かに見守ってあげましょう。
しっぽをピンと立てている
犬はしっぽをぶんぶんと振り回して愛情表現をしますが、猫は反対です。
猫がしっぽをピンと立てている行動は、喜んでいる表現や感謝の気持ちを伝えていることになります。
これは、仔猫は生まれたばかりのころは母猫にお尻をなめてもらう際に、しっぽをピンと立てて排せつのお世話をしてもらいます。
排せつのお世話をされている名残から、しっぽをピンと立てている行動は甘えていたりや感謝を表している行動と言われているのです。
甘い声で鳴く
飼い主と目があったときに甘い声でニャーンと鳴く行動は飼い主に甘えていたり感謝を伝えている行動です。
大好きな相手でないと甘い声で鳴くことはありません。
鳴いてきたら撫でてあげたり相手をしてあげることで、愛情表現をしてあげましょう。
喉をゴロゴロと鳴らす
飼い主が撫でてあげたりそばにいるだけでゴロゴロと喉を鳴らしている行動は、「リラックス」をしている証拠です。
また飼い主に「撫でて~」と甘えていたり「ありがとう~」と感謝を表している行動でもあるので、ゴロゴロと喉を鳴らしているときは暖かく見守ってあげましょう。
猫のゴロゴロ音にはストレスを緩和させたり免疫力を上げてくれる効果もあります。
おもちゃ(おみやげ)を持ってくる
猫は何かをくわえて持ってくる行動がたまに見られたりします。
特に外に自由に出入りしている猫がネズミを持って帰ってきたりすると飼い主としてはどうしていいのかわからないですよね。
この行動は、嫌がらせなどではなくおみやげを持って帰ってくることで「いつもお世話してくれてありがとう」という意味が込められている猫からのプレゼントです。
捕まえた獲物をプレゼントすることで日ごろの感謝を伝えようとしているので、本物のネズミでもおもちゃでも同じ意味ととらえることができます。
飼い主としては少し驚く行動ですが、れっきとした感謝を表した行動なので愛情に応えてあげるといいでしょう。
まとめ
猫からの愛情表現やありがとうの行動の意味がわかると、コミュニケーションも取りやすくなり、より愛猫との関係も良いものになっていきます。
猫の気持ちや行動を理解してあげて、よりよい共同生活を送っていきましょう!
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