猫がゴロゴロと音を出している姿はよく見ますがゴロゴロ音にはどんな意味があるのかご存知でしょうか?
ゴロゴロ音を理解できると、猫とのコミュニケーションが取れたり体調不良に気づくことができます。
また、ゴロゴロ音には「セラピー効果」も期待されているとか…
解説していきますので、一つずつ見ていきましょう!
猫が出すゴロゴロ音の意味5選!
猫がゴロゴロとのどを鳴らす理由は気分や健康状態によって異なります。また、音の高さも違うので一緒に解説していきます!
コミュニケーションとして
親子や兄弟猫とのコミュニケーション方法としてのどを鳴らしています。
猫は生後2日~1週間ほどでのどを鳴らすことができ、母猫に自分の健康状態を伝えている意味もあるそうです。
また母猫も仔猫に対してゴロゴロ音を出しますが、3つの意味があると言われています。
- 愛情表現
- 耳や目が発達していない仔猫のために振動で自分の存在を伝える
- 自分が近くにいると仔猫に伝えている
生後3週間ほどの仔猫の場合は、ゴロゴロ音が成猫と比べると小さい音で高さも中低音ほどです。
猫がリラックスしているとき
猫がリラックスしているときはよくゴロゴロとのどを鳴らします。
大好きな飼い主に撫でられているときや膝の上でリラックスしているときに多く見られ、中低音ほどの高さの音なので落ち着いた音です。
猫の機嫌が良いとも言えますね。
欲しいときや甘えたモードのとき
おやつが欲しい、構ってほしい、遊んでほしい、撫でてほしいなど猫の要望がある場合にも、のどを鳴らしておねだりしてきます。
この時のゴロゴロ音は比較的に高音で、人間の赤ちゃんが泣く声ととても似ていると言われています。
自分自身を落ち着かせているとき
猫が自分自身を落ち着かせようとのどを鳴らす場合があります。
緊張する場面といえば、知らない人との対面や爪切りまたは動物病院などがあげられます。猫が嫌いなこと、ストレスが溜まっているときに見られる光景です。
音の高さは低音で、苦しい・怖いと感じているときや出産時や死の際にも出す場合があります。
体調が悪い
体調が悪いときにも低音のゴロゴロ音を鳴らします。
寝ている体勢や元気がない、落ち着かない状態でゴロゴロと低い音を出している時は、体調が悪い可能性がありますので、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
猫のゴロゴロ音がうるさいと感じてしまったら
猫好きの方にとってはゴロゴロと喉を鳴らしながら甘えている姿はとても愛らしく癒されますが、時にはうるさいと感じてしまう場合もあるでしょう。
静かにしたいときや仕事をしているときなど人によって異なりますが、ここからはうるさいと感じたときの対処法をまとめました。
遊ぶ
時間がある方におすすめなのは、猫と遊んであげる方法です。
ゴロゴロ音を出すことで、飼い主に構ってほしい、遊んでほしいというアピールでもあるため、猫を満足させることができればゴロゴロ音がなくなります。
おもちゃをわたす
猫の好きなおもちゃをわたして、興味を移すという方法です。
おもちゃに気を取られて構ってほしいアピールをしなくなるので時間が取れない方は有効な手段といえます。
猫が飽きてしまったおもちゃや興味のないおもちゃでは、効果がないため猫の趣味を日ごろから知っておく必要がありますね。
専門家に相談
猫に構ってあげていたり、遊んであげたりとしているのにゴロゴロ音が止まらないという場合は、専門家または獣医に相談するといいでしょう。
体調が悪いときにも喉を鳴らして、飼い主に知らせている可能性もあるためあまりにも音が鳴り止まないという場合は有効的な手段です。
体調が良好とわかれば、その時に獣医に相談して解決策を聞くこともできます。
セラピー効果が期待される
猫のゴロゴロ音にはセラピー効果があることをご存知ですか?
ゴロゴロ音の周波数は25Hz(ヘルツ)前後の低周波だと言われています。
人間の緊張をほぐす効果が期待される周波数は20~50Hz(ヘルツ)と言われており、猫のゴロゴロ音に当てはまるのです。
ゴロゴロ音を聞くメリットは以下の3点です。
- ストレス発散
- 自律神経の調整効果
- ホルモンバランスの調整効果
猫のゴロゴロ音の低周波にはセロトニンと呼ばれる脳内物質の分泌を活性化される働きがあるとされています。
セロトニンとは「幸せホルモン」とも呼ばれており、このセロトニンが活性化することで自律神経やホルモンバランスが整えられるため、セラピー効果が期待されているのです。
まとめ
猫のゴロゴロ音は基本的には機嫌が良いときや甘えたいときがありますが、体調が悪いときにも鳴らして飼い主に知らせようとしてくれます。
猫のゴロゴロ音がうるさいと思っても独りで遊べるようなおもちゃや好きなおもちゃを用意してあげると満足してくれるでしょう。
飼い主も猫も安心して暮らせる生活を保っていきましょう!
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