猫がおやつを喜んで食べてくれる瞬間は、見てて嬉しいですよね。
ですが、適切な量を知っておかないと肥満になってしまい、病気の原因にも繋がります。
今回は、大切な猫を守るためにもおやつを与える頻度や量、他にも注意するポイントもまとめました。
猫におやつを与える頻度や量は?
猫におやつを与える頻度や量は、猫の年齢や体重によって変わってきますが、1日に必要なエネルギーの20%以内が望ましいとされています。
例えば、成猫の体重を4㎏と仮定すると必要な摂取カロリーは160kcalとなっているため、健康的な成猫の一日に与えてもいいおやつの量の計算方法は以下の通りです。
160kcal×0.2=32kcal
32kcalがおやつの量と計算することができます。
一緒に暮らしている愛猫の体重に合わせた量を、1日に少量ずつ与えていくといいでしょう。
おやつを与える頻度は、決まっているわけではありません。
適正範囲内であれば、コミュニケーションの目的やお留守番、しつけが上手にできた時のごほうびとして与えるといいでしょう。
何の目的もなく、ただ毎日与えていると特別感がなくなりおやつをもらえないことに対しての不満が溜まっていってしまうため、注意が必要です。
猫にとっておやつってどんな意味?
飼い主が猫のご飯として与えている総合栄養食(フード)は栄養バランスが整っているものです。
対して、猫のおやつは猫に好まれる味に沿って作られています。
飼い主が食べるスイーツやおやつと同じような感覚と近い物があるでしょう。
スイーツやおやつを食べて幸せを感じたり、ストレス解消をしたりする飼い主と同じように猫のおやつにもそのような意味合いが込められています。
おやつの目的
猫におやつを与える目的として、以下のような役割が考えられます。
- コミュニケーションとして
- ストレス解消
- ごほうび
- 栄養補助として
仕事で留守番をさせていたり、休日に家を空けるときなどにおやつを与えて触れ合う時間を取る手段としても有効です。
寂しい思いをさせてしまってごめんね、お留守番をしてくれてありがとうという気持ちを込めて一緒に遊んであげてから与えるといいでしょう。
また、猫にとって嫌な気持ちにさせてしまう瞬間はどうしてもあります。
爪切りやシャンプー、病院への健康診断へ行くなどです。
シャンプーは汚れてしまった時、健康診断は年に1回なので特別な時だけで済みますが、爪切りは普段から気を付けなければいけません。
そんな時に爪切りをし終わったあと、すぐにおやつをごほうびとして与えてあげることで猫も徐々に覚えていくでしょう。
栄養補助として、おやつを与えることも有効といえます。
おなじフードに飽きてしまった時や、水をあまり飲まない猫の場合は水分の多いウェット系のおやつを与えると役に立ちます。
臨機応変に対応することができる点もおやつの魅力の一つです。
おやつに関しての注意するポイントや疑問を解決!
ここで、おやつに関して注意するポイントやよくある疑問をまとめました。
いつ頃から与えていいの?
目安で3~4か月ころまでは総合栄養食のみで栄養をバランスよく取ることが大切と言われています。
産まれてから半年ほど経ってから様子を見ながら少しずつ与えていくといいでしょう。
人間の食べ物は与えてもいい?
人間の食べ物は猫にとっては害のある場合があります。
- チーズ
- アイスクリーム
- 牛乳
などおやつ感覚で与えたくなりますが、塩分や糖分が多く含まれているため、やめておきましょう。
また犬と一緒に暮らしている場合も、犬用のフード・おやつとしっかりとわけて与えることが大切です。
おやつの与えすぎに注意!
主食である栄養食よりもおやつを与えている方が食いつきが良く、喜んで食べてくれることが多いため、たくさん与えたい気持ちもわかります。
ですが、猫が欲しがるままに与えてしまうと栄養が偏ってしまい、偏食の原因になります。
おやつしか食べないということは猫の体にとって、とても危険なことです。
カロリーオーバーになり肥満、病気になりやすく寿命を縮めてしまう原因にも繋がります。
適切な量の栄養食、おやつを与えることが大切です。
まとめ
大切な家族だからこそ、おやつの量を気にしてあげる必要があります。
猫にとって、飼い主から与えられた物は「食べても大丈夫なんだ」と思ってしまい、自分の体にとって安全かどうかは匂いだけでは判断できません。
肥満にならない程度に猫のおやつを管理することも、飼い主の責任として覚えておきましょう。
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