猫と一緒に暮らしたことがない方、また猫の性格や習性がわからずにしつけとして行っていることが実はやってはいけないことだったり…
わからないことが多いですよね。
今回はやってはいけないこと、猫が嫌がることをまとめました。
やってはいけない猫の飼育方法8選!
まずはやってはいけないことをまとめました。普段から愛猫にしていないか、確認していきましょう!
猫を過剰にお風呂に入れる
そもそも猫はとても綺麗好きです。
猫は毛づくろいといって自分で自分の身体を綺麗にすることが得意です。自分の体をなめることで汚れや臭いを取り除いています。
特に汚れてもいないのに、猫を週に何回もお風呂に連れて行ったり、シャンプーをさせたりすることは必要ありません。
猫はそもそも体が濡れること自体に凄くストレスを感じてしまいます。
理由は猫の祖先、半砂漠地域に住んでいた頃の猫たちは体が濡れることになれていません。自分の臭いが消えてしまうことに不快を感じます。
その名残で、いまでも猫は水が苦手、臭いが消えることにストレスを感じるのです。
生後3ヵ月ころまでの小さな猫にシャンプーを経験させると平気になる猫はいるようですが、稀な猫と思ったほうがいいでしょう。
去勢手術・避妊手術をしない
去勢や避妊手術をさせないという選択は、猫にとってはストレスを感じさせてしまう行動です。繁殖をさせないためにという人間の都合だけで手術を受けさせているわけではありません。
一番の理由は猫の病気の予防につながるためです。
発情するとホルモン分泌により乳腺が刺激され、乳腺腫瘍とよばれる病気になる可能性があります。猫の乳腺腫瘍はほとんど悪性であり、死に至る可能性がある病気です。
最初にくる発情期の前に避妊手術を行ってあげることで乳腺腫瘍の予防ができることがわかっています。
メスに限らず、オスでも乳腺腫瘍になる可能性があるため性別関係なく、手術をする必要があるんです。
その他にも猫のストレス緩和のために手術を行います。
- 発情による大きな鳴き声がなくなる
- マーキング行動がなくなる
- 攻撃的な行動を抑える
交尾ができない環境なのに発情だけを繰り返すこと自体にもストレスになるので、ストレス防止という点でもメリットと言えるでしょう。
キャットフードやおやつの与えすぎ
キャットフードやおやつを与えすぎてブクブクと太らせてしまうのは、NGです。
特に家の中でしか生活をしない猫にとってはそこまで運動量も多いわけではないので、決められた量を与えているだけで満足します。
与えすぎてしまうと、肥満になり病気や体調不良を引き起こしてしまう原因になるので、猫の年齢や体重にあった量を与えるといいでしょう。
ひげを切る、抜く
猫のひげとは猫にとって大切な体の器官です。長く伸びているからといって切ってしまうと以下のようなたくさんのデメリットが生じます。
- 平衡感覚が無くなる
- 障害物との距離感が取れなくなる
ひげを切っても健康状態に影響は出ませんが、部屋から動かなくなったり、情緒不安定になってしまったりと猫にとってストレスです。
首根っこを掴む
親猫が仔猫の首根っこをくわえて移動している光景は目に浮かびますが、成猫の首根っこを掴むと息ができません。
首を掴んでいいのは生後間もない仔猫限定の行動です。親猫の行動は安全な場所へ移動するときだけの行動なので、むやみやたらに首をつかむのはやめましょう。
寝床をすぐに変える
猫は環境の変化に敏感で、寝床が変わることにストレスを感じます。
猫は居心地の良い場所を見つけることが得意です。特に涼しい場所や、温かい場所、人の手の届きにくい場所など自分専用の居場所を見つけることで安心感を覚えます。
模様替えと称して猫が愛用しているアイテムや寝床をすぐにしまうというのはやめましょう。
危険な観葉植物を置くこと
危険な観葉植物とは「猫にとって」という意味です。
猫は植物をかんだり、匂いを嗅いだりすることが好きですが、猫にとっては有害な植物があります。
- アジサイ科
- イチイ科
- キキョウ科
- キョウチクトウ科
- ユリ科
- ナス科
- 多肉植物(トゲ)
などなどたくさんあります。
食べてしまうと下痢や嘔吐、痙攣、頭痛、しびれ、呼吸困難など死に至る危険ばかりです。
特にユリ科は少量でも死亡してしまうものもあるので、植物が好きな方、部屋に飾っている方は絶対に猫が口にしない場所へ移動させましょう。
人間が飲む牛乳を与える
人間が飲む牛乳は家で飼っている猫に与えることは控えましょう。どうしても牛乳を与えたいという場合であれば猫用のミルクがあります。
猫の中には牛乳に含まれている乳糖を分解してくれる酵素が少ない猫がいるので、与えすぎると下痢になる原因です。
猫の種類ではなく、個体別に差があり年齢とともに酵素は減少していきます。また、肥満にもつながるのでやめましょう。
猫のしつけについて調査!
犬のように猫をしつけようとしても無理があります。犬よりも頭が悪いからというよりも猫にとってはする意味がないから、という意味が大きな原因でしょう。
中には芸達者な猫もいるようですが、ほとんどの猫には通用しません。
では、いたずらをする猫をしつけたい場合はいたずらをした瞬間が大切です。時間が過ぎてからアレコレと怒っても猫にとっては意味が通じていません。
また長いお説教よりも短い言葉で少し大きな声を出すといいでしょう。声にびっくりしてその場から逃げるか、固まって飼い主の方へ向きます。
猫は飼い主に注意された行動を「失敗した」と認識してくれます。この認識から学び「やってはいけないこと」と覚えてくれます。
またしつけや叱るときのNG行動は叩くなどの体罰です。叩いてしまうと恐怖を植え付けてしまい、信頼関係にも影響がでます。
どうしてもイタズラをやめてくれないという方はイタズラ防止スプレーや霧吹きを使って猫に1回だけ吹きかけてみましょう。
「この行動」をしたら水をかけられた!と学習してくれるので、「この行動」はやめておこうという思考に変わります。
まとめ
猫にとってのNGな行動やしつけ、しかり方についてまとめました。
猫と一緒に生活している方でも自然とやってしまう行動は意外とあったのではないでしょうか?
人間にとっては些細なことでも猫にとってはストレス過多になってしまうことなので、覚えておきましょう。
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