災害が起きたときに猫と一緒に避難しようとしても、いざとなったら何が必要なのか、とっさに思いつきませんよね。
特に多頭飼いや小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、人間の荷物だけでも手一杯になりがちです。
そこで今回は、最小限の必要なアイテムと、手軽に準備ができるよう100均用品で揃えられるもの、おすすめの商品もご紹介していきます。
猫の避難グッズを要チェック！
まずはどのくらい必要なアイテムがあるのか、チェックしていきましょう。まずは、最優先で準備するべきものからです。
- ペットフード、水(最低1週間分)
- 薬(必要な猫であれば)
- ハーネス、首輪
- 猫用のトイレ用品
- 食器
- 飼い主、写真付きの猫の情報のメモ
まず、必要になってくるアイテムは猫の命に係わるものばかりです。猫も人間と同じように、飲食物やトイレ用品は欠かせません。
特に動物のエサや水に至っては、人間の食べ物ばかりが優先となるため、簡単に手に入れることは困難であることが予想されます。
最低でも1週間は用意してあげたほうが無難です。
また、トイレ用品も普段から使い慣れている猫砂を用意してあげるといいでしょう。
急な地震が起きてパニックになっている猫は、少しの違いでも敏感に反応してしまいます。砂が少しでも違うものや、嫌いな砂の感触だったりすると、粗相をしてしまう猫もいてるため、普段と同じものが望ましいです。
トイレ容器は、ダンボールでも代用可能なので、猫砂だけでも用意してください。
ハーネスは、猫の脱走を防ぐアイテムです。普段の生活で、たまにつける練習をしておくといいでしょう。
ご飯をあげるときなどに、ゲージを開けた瞬間に猫が飛び出していなくなってしまうことを防ぐためにも、ハーネスは必需品と言えます。
キャリーバッグやゲージにハーネスを括り付けができるものであれば、なお良いですね。
もし、万が一にでもはぐれてしまった場合に役に立つアイテムが、飼い主や猫の情報が書かれてあるメモが役に立ちます。
猫の首輪の裏に、飼い主の情報を小さくメモをつけておくと猫を見つけた人が気づいてくれる可能性があります。猫にアレルギーがあれば、そのことも書いておくといいでしょう。
飼い主側が持っておくものは、猫の顔写真付きの情報です。
年齢や体重、猫の特徴などをわかりやすく書いた紙をラミネート加工をして、何枚か持っておくと電柱に貼ることもできて、雨で劣化することがないため、とても便利です。
今では、100均でラミネート加工ができるアイテムが販売されているため、一緒に見ておくといいでしょう。
薬を日ごろから服用している猫であれば、獣医の先生と相談して、予備の薬を多めにもらえるか交渉しましょう。
キャットフードと同様に、猫のための薬が災害時に手に入るということはとても難しいと考えられます。
猫は、ストレスや環境の変化に弱い動物です。
ここまでご紹介したものはあくまでも最低限、必ず用意してあげてほしい物です。
次に、あればより便利なアイテムを紹介します。
- タオル、ウェットシート
- 猫用の歯ブラシ
- ビニール袋
- お気に入りのおもちゃ
- 洗濯ネット
- ガムテープ
タオルやウェットシートがあれば、猫の体を拭いたり臭いが気になるときにも利用することができます。
ビニール袋は、できれば臭いが漏れないと評判のいいBosの防臭袋が、あればいいでしょう。
赤ちゃんがいる家庭では、オムツを捨てる時にも役に立ちますし、猫のトイレ後にも使用可能です。
ガムテープや猫が日常的に遊んでいるおもちゃがあれば、猫のストレスも少しは緩和することができます。
簡易的にガムテープを丸めれば、ボールになりますし簡単に捨てることもできます。
基本的にキャリーバッグやゲージの中で大人しく過ごすことしかできない猫にとって、動き回ることができないということは、とてもストレスなことです。
洗濯ネットは、脱走を防ぐこともできますし、獣医に見てもらえる環境になった時に役に立ちます。少し、目の粗い洗濯ネットを用意してあげると、獣医の先生もそのまま体調を見ることができるため、おすすめです。
用意できる余裕があれば、準備してあげましょう。
災害時に100均で用意できるアイテム
100均で代用できるアイテムは以下の6点です。
- 首輪、ハーネス
- 食器
- ポリ袋
- ウェットシート(ティッシュ)
- ラミネート加工
- 洗濯ネット
首輪やハーネス、お皿や洗濯ネットなどは、普段の生活でも利用することができるアイテムなので、災害時用に別に用意してあげるといいでしょう。
ポリ袋も、赤ちゃんのオムツ用とはありますが、販売はされています。
実際の災害時には、動物たちの臭いによる苦情が多いということだったため、臭いに関しては気にしてあげるといいでしょう。
おすすめの商品紹介！
ここで、おすすめの商品を少し紹介していきます。
猫のトイレやご飯など、ある程度広さが確保されていて、猫が少しでもくつろげるようなアイテムといえば、楽天やAmazonで販売されている猫壱のポータブルセットがおすすめです！
リュックタイプになっており、収納ケースやポータブルトイレがセットになっているので、普段使っている猫砂を用意してあげるだけで環境を整えてあげることができます。
上記で紹介している商品は、5,980円(税込)となっており、重量は11㎏まで耐えることができます。水洗いも可能なので、災害後に洗ってまた利用することも可能です。
これで、猫と一緒に避難ができるリュックとトイレ問題は一旦解決です。
実際に問題にもなったトイレの臭い問題ですが、おすすめはやっぱりBosの防臭袋ですね。
100均の防臭袋も、代用可能ではありますが、介護の現場でも多用されている防臭袋の方が心持ち安心することができます。
楽天であれば、1,890円(税込)の値段で販売されているので買いに行く時間がない、手間だと思ってしまう方は、ネットでポータブルセットと同様に購入されてみては、いかがでしょうか？
まとめ
災害時に猫の避難グッズは、確認できたでしょうか？
猫1匹の避難を想定して紹介しましたが、これが多頭飼いになるとまた用意するものは倍に増えるでしょう。
猫の安全な避難生活ができるのは、飼い主の日ごろからの準備にかかっています。
少しでも安心して避難、また一緒に生活が送れるようにできることから準備していきましょう。
コメント